2009年12月 6日 (日)

めまぐるしい展開 - 『BILLY BAT』(ビリーバット)浦沢直樹+長崎尚志

Nigaoe_10 戦後のアメリカから日本へ。幻の漫画家探し。列車轢死の下山事件。影に陰謀ありを臭わせながら、キリスト生存のエルサレム。中世の伊賀……。

めまぐるしい展開。時代・場所を越え、どこまで発展するか予想を超え、次々とストーリーが進む。キーワードは、コウモリ(ビリーバット)。どこに向かうかわからない興奮を押さえきれない。まだ単行本は2巻。先の展開が楽しみな漫画。

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2007年10月 4日 (木)

『21世紀少年』 浦沢 直樹著

8年に及ぶアニメ・21世紀少年の最終巻。前巻からどんな終わり方をするのか、楽しみにしていた。長編だけに途切れ途切れの記憶を繋いで読んできた。子どもたちのように前巻や1巻から読み直して流れを抑え直すという作業をしていない。一度読んだきりの記憶を辿り、新しい巻を読んでいた。

子どもたちは、現実にある大阪万博の太陽の塔から、当時の子どもの姿を思い描いているようだ。大阪万博は僕の浪人時代だったはず。記憶がない。ニュースでは大騒ぎしているような記憶もあるが、そんな雰囲気が周りにはなかった。そんな時代の小学生がどんな遊びをしていたか、ほとんど想像できない。仙台のわが家の周辺には、すでに空き地などなく、近所で子どもがたむろして遊べる場所などなかった。僕の小学生時代なら空き地もあったので、10年ほど若返って記憶を重ねていた。

主人公が子どもということもあり、我が家の子どもたちは、怖い怖いなどといいながら読んでいた。すでに大きくなり、怖さより不思議さが際立ってきたのか。最後まで本を買い続けていた。当然大人になった子どもたちとは、感想を語る時間的な余裕や気持ち的な余裕がない。どんな感想を持っているのか知りたいもの。

浦沢直樹は、すばらしいエンターテイナーだ。子ども時代の遊びから、21世紀と結び付け、シナリオを進めてきた。話自体は、そんな無茶な……なんてことが多いが、ヒーローものはそうでなくては突破できない。どちらかというと、端々に出てくる彼の考え方が面白い。そのうち、彼をまな板に話を展開したいもの。いまは、ちょっと無理だけど……。

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2007年6月15日 (金)

3丁目の夕日

昭和レトロブームらしい。「3丁目の夕日」が映画化され、結構人気を博したらしい。ロングセラーの漫画で、20年以上前にときどき読んでいたが、ここ数年、いや十数年、目にしたことがなかった。西岸良平の作品。この作品が話題になったのは、金大中拉致事件に対する抗議行動が行われていた頃。知り合いに、「3丁目の夕日」のイメージ合うらしい、大人しそうで温かい人がいて、その人を「3丁目の夕日」と誰かが呼んだから。

仕事の関係で、話題が「3丁目の夕日」に行き着くので、読んでみることに。本屋には、たくさんの本があり、雰囲気を掴めればとダイジェストを買ってみた。

確かに懐かしいイメージ。昭和レトロなのだろうが、よく絵を見ると、昭和レトロを詳細に描いているというより、当時の雰囲気をトータルに描写したものだ。特に人間の情や町の雰囲気、家族とか、近所付き合いとか、懐かしさが伝わるお話しだった。映画では、当時の風景を細かく映像化したらしいが、観ていない。観ていれば、もう少し人に伝わる言い方ができたかもしれない。残念。

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