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2014年3月26日 (水)

歩道を渡れない

ほうほうの体で事務所に辿り着き、ソファーで休む。

いつもなら、パソコンの電源を入れ仕事の準備にかかるが、事務所の中も真っすぐ歩けない。

少ししたら、何かこみ上げるものが……。
出るものが出て、疲れきってソファに座る。
と、またこみ上げる。
何度これを繰り返したか。
2時間以上、何度も行きつ戻りつ。
ロッカーや壁など安定したものに触りながらゆっくり駆け込む。

さすがに胃酸も出なくなり、消耗しきって、ソファーで少し休む。
すでに仕事どころではない。
これから駅まで歩き、電子に乗り、乗り換えて、地元の駅まで行くのは
体力的にきつい。途中で人や車にぶつかること必定。

何とか立ち上がり、事務所を出る。
大きい通りに出ればタクシーがある。車しかない。
通りまでの脇道を壁や柵の側をゆっくり進む。
真っすぐ歩けないのだから仕方がない。
通りに出るところまで来た。T路の先が通り。
その前に歩道があり、往来がすごい。
右から左から目の前を通り過ぎる。
この隙間を縫って、すぐそこにある通りまでたどるのは無理。
みんな止まってくれれば何とか5歩ぐらいで抜けられるのだろうが……。
往来のスキを探して数分。
やっと勇気を出して渡る。

空車に手をあげたら、止まってくれ、後ろドアーが急に開く。
危うく倒れそうになる。
きっと普通ならよけながら乗り込むのだろうが、
そんな反射神経などまったくない。

何とか後部座席に腰を載せ、「……まで。できるだけ早く着きたい」と声をかける。
おじいさん運ちゃん、ナビを使いはじめる。もちろん車は発車しない。
なかなかコースが決まらない。
「ナビってよくわからないんです……」とこぼしながら、
「高速と下では料金もほぼ同じです。上で行きましょうか」
なんでもいいから発車して!

この間、5分以上は経っていた。
僕の顔を見た運ちゃん、一大事と動かし始める。

やっとマンションに着き、とぼとぼ歩き出す。
玄関を開け、「あらっ!」の声に返事もできないまま、
うがいをして布団に入り、寝る。
これでいつどうなっても安心。

6時間ほどで起きだしたら、少し回復。
翌々日、医者に行ったら、小脳かもと検査し、
その日のうちにCTスキャンもやったが、まったく原因不明。
突発性脳お疲れ症でしょう。

3月 26, 2014 日記・コラム・つぶやき |

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