« 寝ました | トップページ | まっすぐ歩けない! »

2010年3月 2日 (火)

3才の差

Nigaoe_01

子どもの頃、特に小学校入学前の記憶は、断片的。鮮烈な記憶は頭にこびり付いたように残っている。

姉弟3人が、夜中数日顔を合わせるというのは、40数年振り。昔は自宅にいてもまともに話したこともないから、はじめてとも思える。

あんた、覚えてる? 夜中、線路を歩いたのを。

5才のとき、生まれたばかりの弟を背負った母親に手を引かれ、姉と4人で家を出た。線路を歩く家族を後ろから撮影した写真のように、鮮烈な記憶が残っていた。姉は3才上。当時小学生だった。話していると、姉の記憶からその様が浮かび上がってくる。

日中、親父がトラックで家に来て、荷物を持ち出したのは、「黙っていろ」ということばといっしょに覚えているが、その日が田植えとは知らなかった。じいさん・ばあさんほか、近所の人もみな田植えに出ていたのだろう。

記憶は夜だったけど、何時ぐらいに家出たのかな。
8時頃じゃないかな。

じいさん、ばあさんが寝た頃を見計らって家を出て、線路を仙台に向かった。きっと母親の実家にいったん寄り、そこから電車に乗って、親父が待つ仙台に向かったのだろう、と思っていた。

一晩中、歩いたのよ。
どうして?
追いかけられていると思い、線路から外れて山に入ったり、道のないところを歩いたり。一晩中歩き、捕まらないようにして、始発の電車に乗ったの。
子どもの足だって、1時間もすれば最寄りの駅に着けるのに!

生まれたばかりの弟には、まったくわからない話。姉の記憶が、モノクロ写真1枚に彩りを添え、リアリティのある映像に仕上げてしまった。真っ暗な中、ときに姉に手を引かれ、小高い山を歩き回ったようだ。

じいさんの家にいた頃の記憶が、姉の回想で蘇ってくる。母親に小さい頃聞かされた話しが繋がってくる。

3月 2, 2010 日記・コラム・つぶやき |

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/165422/47708578

この記事へのトラックバック一覧です: 3才の差 :

コメント

コメントを書く