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2009年6月20日 (土)

止まっていた腕時計

Nigaoe_17 はめるときは動いていた腕時計。シャッターを閉めて外に出てから時刻を確かめようとしたら、さっきの時刻のまま。振っても揺らしても動かない。故障か?

30年近く前。それまでの腕時計が壊れ、安い腕時計で凌いでいた。数ヶ月ですぐ動かなくなったり、時刻が遅れたり……。パチンコ景品のディズニー時計や、アルバとかの時計を次々と変えていた。壊れて数日もすると、時刻がわからず不便。

当時、出稼ぎのように新橋にあるプログラミング会社に日参していた。いつもは終電近くでどの店も閉まっている。珍しく夕方に解放された。駅に向かう途中、質流れ品を扱う店があった。ガラスケースに時計が並んでいる。安物はすぐダメになるから、長く使えるものを……と探しても、新品は高くて手が届かない。質流れ品なら、と眺めたがそれでも高い。7,500円の小振りでシルバーのセイコー製品が目に入った。これなら保つだろう……でも臨時の出費は大丈夫か? と悩む。時計がないと何かと不便。意を決して店内へ。

以来30年近く、この時計が左腕にいつもいた。馴染んだ腕時計。そろそろ限界か。以前は、近くの時計屋さんで電池を替えてもらい、何とか動かしていた。探してみると、時計専門店はすでにない。やむなく電車で新宿へ。

時計修理窓口で渡す。30年近く経つものだから寿命ですかね……と言い訳のように尋ねる。ヒューズを回そうとする。硬くて思うように動かない。ツメを傷つけそう。日付がずれたとき、合わせるのにひと苦労したことが蘇る。電池を替えてみますけど、どうですかね……。番号札を渡され、しばらくお待ちください。

待っていると、番号が呼ばれる。1050円です。おっと動いたか。電池交換で済んだんだ。30年近く前の時計がまだ動く。大したもの。そろそろ限界でしょう。代金を受け取りながら店員が語る。でしょうね。まったく買い替えるつもりがない。動くうちは使う。使い倒すつもり。釣り銭をもらい、日常が戻ったように店を出た。

動いていれば何も気にしないが、動かなくなると不安なもの。以前と変わらず動き出した腕時計に感謝。

6月 20, 2009 日記・コラム・つぶやき |

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