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2008年7月27日 (日)

自立 -2

12時を過ぎた帰りの電車は、いつもギュウギュウ詰め。本を開いても、すぐ近くでないと読めない。老眼には無理な距離。音楽聴きながら目をつぶっている。手すりやつり革に身を預けることなく、両足を少し開き、直立している。音楽のせいで、周りの話し声は耳に入らないし、目をつぶっているから、車内の動向が気になることもない。とはいっても、人の不穏な動きは何となく伝わる。

前の席が空いた。僕が座らないことを確かめるように、おばさんが座った。娘と覚しき女性が近くに移ってきて、小声で会話。また、目をつぶった。娘の声が少し上がり、これまでとは調子が違う。母親の声もうわずっている。何? と目を開ける。母親にチラッと視線を送り、娘にもチラッ。何ごとか変な雰囲気。でも何を話題にしているか不明。また、目をつぶる。

降車の駅が近づいた。出口に動こうとすると、ドア付近にエアポケット。乗客がドアから離れて囲んでいる。何? と人をすり抜ける。10代後半か20代前半の若者が、ドア近くに腰を降ろし、足を伸ばして寝ている。体は前後に揺れている。こんどはこっちのドアが開く。反り返ったら、危ない。人も降りられない。周りの人は遠巻きにしているだけ。おにいちゃん、起きな、ほらっ。体を揺すっても声を掛けても反応がない。死んだわけではない。こっちが開くんだ、邪魔になるよ。まったく反応なし。やむなく、バッグを抱えたまま、ドアの隅に動かそうとする。態勢が悪く1人では無理そう。と、先ほどの娘が人をすり抜け、いっしょに抱え起こそうとする。えらい! 重い体をずらしながら、何とか隅まで動かした。本人はまったく気が付いていない。さっき親子が勢いよく話し出したのは、この若者が倒れたためか。駅に着き、無事下車。周りで様子見の男たちも降りた。少しは手を貸してくれてもいいのに……。

7月 27, 2008 日記・コラム・つぶやき |

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