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2008年5月30日 (金)

「時の部屋」

我が作業スペースは、前方左右に窓があり、晴れた日には、ビル越しに青空が見える。パソコンと接近遭遇の日々だから、窓越しの青空が目に優しい。ちょっと見て視力を回復し、またパソコンに向かう。右後ろからラジオが流れているが、気が付いたときしか聞こえない。大半聞いていないし、聞こえてもすぐ忘れる。ただJWAVEの音がないと、作業がはかどらない。

「時の部屋」には、誰もいない。ときに風のように左右や後ろをうごめいたり過ぎ去ったりする雰囲気を感じる。ときに声を掛けてくる主。ほとんど対応できていない。先方はやむにやまれず聞きに来たはず。いまの自分に関係ない、と見切って冷たく追いやる。いつものこととはいえ、余計酷いはず。そんな余裕など「時の部屋」にはない。

時間感覚が失われるのも「時の部屋」の特徴。毎日が1日。曜日がない。朝入り、夜終電を意識するとあわてて「時の部屋」を出る。毎朝、同じ時刻に目覚ましが鳴る。数年前、土日は目覚ましを30分ずらしていたのさえ、忘れてしまった。同じ時刻に朝食。電車で新聞読み、寝る。「時の部屋」に入ると、トイレに立つのが数度。それ以外は、ただただパソコンとにらめっこ。話すこともなく、昼食を摂ることもなく、ただただパソコンと仲よし。意識が途切れることなく、気が付くと夜。今日の予定はまったく達成できないまま、夜半に。電車がないと、時計に追われてあわてて部屋を出る。

唯一の息抜きといえば、電車の中のiPod。新しい曲などれている暇もない。350曲ぐらい入っているが、何度も聴いている。しかも夜の疲れた頭は、ハードな曲より癒やしの曲を自然と選曲。電車を降りてからも早足で家に。夜中のご飯を食べ、風呂入る。目をつぶってゆったりと……。ふと寝ている。まずいまずい! あわてて湯船から出て、洗う。風呂出て麦茶飲んで、体を冷まし、もう時間がないと、布団に入る。

とにかく長期戦。1月から始まった。まだ続く。長期戦には、生活のリズムが肝心。習慣化した定期的な動き。きっとカントも真っ青。時間感覚はない。毎日が1日。曜日はなく、世間では何曜日だったけとカレンダーを覗き込む。数字だけが目に入る。曜日より日にちの数字だけが問題。1日2食の生活。寝る前後以外は、ほとんどものを口にしない。飲むお茶は、朝入れた珈琲カップ1杯。なくなれば、次のお茶を入れることもない。喉が渇いたと気が付いて、珈琲カップを見る。乾ききっている。ないか! いいや。

曜日感覚がなくなり、人間味が失せ、あるのは焦りのみ。「時の部屋」とは時間感覚を消し去ってしまう怖ろしい場所。

5月 30, 2008 日記・コラム・つぶやき |

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