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2007年2月26日 (月)

白衣高血圧

1年に1回の健康診断。血圧測定。女性を目の前にするだけで、怖じ気づいてしまう。まして白衣を着た看護士が好みの女性なら、座る前にすでに顔を赤らめている。耳が熱い。心臓の鼓動はドキドキ。

それでは、腕を捲し上げてくださいね。天使のように優しく包み込む声。こりゃ、だめ。すでに意中の女性を目の前にしているよう。は、はい。声が擦れて、出ていない。思いっ切り肩まで捲し上げると、クスッと笑顔で、そんなに上げなくてもかまいませんよ。あっ、はい。少しは聞こえたかな。喉がからから。腕帯を巻いてくれる。もろ出しの腕に触るわけじゃないが、温かい空気に包まれる。すでに耳は真っ赤。顔だって赤いはず。

シュッシュッと、空気を送り込む。腕が締め上げられる。少し痛みが……。そんなに強くしなくても……。少しの我慢、と顔をしかめる。少しだけですからね。柔らかな声。締め付けたまま、しばし様子を見る。急に空気を抜く。同時に緊張がほぐれ、もうどうでもして! となされるまま。下がったところでまた確認。はい、お仕舞いです。そそくさと片付ける。えっ、ここまでお付き合いしたのに、つれないじゃない!

上が145、少し高いですね……。そうりゃそうでしょう。あなたが目の前にいるから。次は……。もう聞こえていない。我に返って、隣の診察へ。雲に乗ったような一瞬だった。

2月 26, 2007 心と体 |

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